ふりかえりカンファレンスに参加してふりかえりを体験してきた
はじめに
4/10(土)にこちらのカンファレンスに参加してきました。
どれも面白いセッションで、明日以降にいろいろ使えそうなエッセンスがありました。
各セッションごとのふりかえりがある
「ワークショップでふりかえりを体験できるカンファレンス」というコンセプトだったので、各セッションの終了後にmiroを使ってのふりかえりの時間が用意されていました。
参加者はただ聞いているだけではなくて、実際にセッションで学んだ手法を活用しながらふりかえるので、とても密度の濃いです(クロージングあたりでは、体力も精神力もへとへとだった)
今回の学び
皆さんチームや状況に応じて手法を変えたり、その手法自体もカスタマイズや自作したりする方が多かった印象です。
ふりかえりが上手くいかない、というのも色々あって、
- 情報の収集がうまくいかない(なかなか意見が出てこない)
- 収集した情報からトピック抽出がうまくいかない
- アクション決めが上手くいかない
- そもそもふりかりが正しくできているかわからない
など、いろんな観点から皆さんお話をされていて、自分も「あー、わかるなぁ」って思いながら聞いてました。
一部手法は、組み合わせられそうだなって印象も受けました。
印象に残ったやつ
ファシリテーターとして文化を変えるアクションアイテムとの向き合い方 by 田中 亮さん
ふりかえりをやっていると、冗談のようなトピック(給与が上がって欲しい、など)が上がってくるけど、そのふりかえりの中で解決するためのアクションアイテムを作ることができない。→なので無視されがちになって、もったいない。
なので、いきなり解決するようなアクションアイテムを作ろうとせずに、小さな一歩になるような「火種」のようなアクションを考えると良いよ、というお話をされていて、「なるほど!」と思いました。
私は、ふりかえりであるトピックに対してそれを解決できるようなアクションを考えなければならない、みたいな捉え方をしていましたが、
上記の話を聞いて、すべてを解決しなくても、まずは小さなものからアクションを考える。まずはそこから始めるでも良いんだな、と捉え直せたのが嬉しかったです。
いつものふりかえりに「気になること(concerned)」を追加してみませんか? by 河野 圭一郎さん
KPTをやっていると、「そもそも良い悪いって何?」ってなったり、メンバーによってはあまり発言が出てこないことがあって、
そこに、「気になること、モヤモヤしていること」を追加することで、普段発言しないメンバーも発言するようになったり、問題点ほどじゃないけど気になっていることを共有しやすくなるっていうお話を聞いて、ぜひ取り入れてみたいなって思いました。
また、他の方のLTで「お気持ち」などの感情にフォーカスした内容を出すとやりやすいっていうのも、明日から試しやすくて良いなって思いました。
今後ふりかえりで試したいもの
- KPCT、YWKT
- Okimotchiなどの感情を収集するアクティビティ
- ふりふり
おわりに
改めてふりかえりは奥深いものだな、と思いました。
自分が知らなかった手法を沢山知れましたし、
チームの状況に合わせてカスタマイズしたりするのも有りなんだと気づきも得られました。
特に感情にフォーカスした「お気持ち」や「気になっていること・モヤモヤしていること」などは、個人的にすぐにでも取り入れたいくらい、めっちゃ良さそうって感触があります。
学びの多かった、ふりかえりカンファレンスですが、来年も開催する予定とのことなので、今からとても楽しみです。
素敵なカンファレンスを開いて下さった運営の皆様、ありがとうございました!