TDDBCオンライン#01 でのふりかえり(雰囲気作り編)
縁があってTDDBCオンライン#01の運営コアメンバーに携わり、なんとか大きな問題もなく終えることができました。
一般参加者やTA参加者のみなさんの反応を見ていると、成功だったなーと思えます。
なにより、自分自身が楽しかった。
さて、コアメンバーの@mohiraさんに言わせれば、「今回開催したTDDBCのふりかえりまでがお仕事」とのことです。
こちらの記事で素晴らしいふりかえり内容が書いてあり、「もう別に書かなくていいんじゃないか」って思ったりもしましたが、
ふりかえりは何度だってやっていいはずです。
なので、私の目線から「やってよかったこと」を書いていこうと思います。
一人だと心細い時には「誰かと」画策する
5月に、TDDBC Onlineをやってくれる人ーって感じで手を挙げた人たちが集まりました。
このとき、自分が感じていたのは、
- 集まったTAの名前は(有名なので)知っているけど、挨拶したことないし、どんな人かわからない
- なんか強そうな人ばっかりという感じで気後れ
つまりは、ビビっていたわけです。
その中で何か声かけようにも、誰に何を言っていいのかわからない。
なので、なかなか進まない。
Slackでメンションを送ることでさえ結構気後れするわけです。
ということで、コアメンバーの方と裏で作戦会議を入念にして進めていきました。
このとき、一番助かったのは「誰かと」作戦会議をしていき、「TDDBCがオンラインで成り立つのかどうか検証をしよう」ということで、練習会と称して運営、TAの皆さんにメンションを送って取り仕切っていきました。
相談できる「誰か」がいたことは、とても心強かったです。
オンラインでもキックオフミーティングする
運営メンバー集まり、そこからTA募集をしていったので、結構人の出入りが最初は流動的でした。
その為、Slack上で簡易的な自己紹介をやっていってましたが、ここはしっかり日時を決めて、音声(可能ならビデオ有りで)でキックオフミーティングをやったほうが良いです。
前述の「誰に連絡をしていいのかわからない問題」に通じることですが、名前は知っているけどどういう感じの人かわからない、というのは、会話が発生しにくく、今後の運営に支障が出てきます。
今回は、TAがある程度決まったあたりで、キックオフミーティング&懇親会を行いましたが、そのあとは「Slackでメンション恐怖症」は薄れていきました。
TDDBCのバリューを決める
前述のキックオフ&懇親会で、TDDBCのバリューを決めました。
この話ができたのは結構大きくて、みなさんが考えるTDDBCで大事にしていることを共有できたのは、これから一緒にやっていくメンバーという仲間意識を作っていくのでも、重要だったと思っています。
最終的にできたバリューは、こちらでした。
何か判断に困ったときには、このバリューに照らし合わせて判断をしていくことが何度もできたのは、とてもよかったです。
ひとまず週に2回、定例会をする
最初のうちは、2週間くらいに1回のペースで会議をする方式でしたが、それだと色々と間に合わない。という話になってきました。
というわけで、「人が集まれば、とりあえずは何かタスクが進む」という考えの元、週に2回、平日に定例会を開催するようにしました。
これについては、狙い通りの結果だったのですが、他にあった効果として、「ミーティング後の雑談」が生まれやすくなったことです。
オフラインカンファレンスでの廊下というたとえが出ていたのですが、まさにこういう「自然発生する会話」が定例会の頻度を上げたことで、多くなったと感じています。
講演資料は後日公開されるし、なんなら動画も公開される。技術カンファレンスに参加しないと得られない価値は「廊下で話す」こと。 https://t.co/DqNuHJhHsj
— Takuto Wada (@t_wada) 2019年10月17日
準備段階から、参加者の人にも参加してもらう
これはスクラムフェス大阪に参加されていたメンバーの方から教えて頂いたのですが「参加者を準備段階から巻き込み」はとても良かったです。
TDDBCオンラインはDiscordで行いましたが、イベントの準備段階から参加者に入って頂き、準備の様子を見せる。
週2のミーティングはもちろん、準備会のペアプロデモや本番の基調講演のデモも、なんだったら覗けるようにしていました。
見せて困るようなことは無かったですし、 なにより、準備段階のワイガヤ感を少しでも、参加者の皆さんが楽しめるようにできたのは、とても良い取り組みだったと思いました。
Discordでのコール&レスポンス大事
準備会と本番では、とにかくコール&レスポンスを大事にやっていきました。
というのも一般参加者の人たちは、周りに知り合いがほぼいない状態です。場合によってはDiscordに慣れてないかもしれません。
その中でテキストチャットに何か一言を書く、というのはとてもハードルが高いはずです。
だから「おはようございますと言ったら、テキストチャットに何かしら反応してください」と促すことによって、その最初のハードルを乗り越えてもらう&ワイガヤ感を出すというのを大事にしていきました。
あと、単純にテキストチャットでもすごい勢いでコメントが来ると、発表側としてもテンションが上がったりします。
まとめ
自分の視点から、TDDBCオンラインをふりかえってみました。
運営でも参加者でも一番始めに「話しやすい雰囲気を作る」のはとても大事だと感じています。
それが皆さんの力でできたからこそ、いろんなことを提案したり、質問しあったりして、良い雰囲気のまま終えることができたと思っています。